ニップルが折れたので交換してみた

タカギのホースリール”リフトメタル”を使っていたらホースリールを倒してしまいニップルが折れてしまいました。新しいホースリールを買わなきゃいけないかなと思ってたんですが、なんと交換キットをタカギさんが用意してくれていました!しかもお手頃価格!焦ってホースリールを再び購入しなくてよかったです。
今回は、写真のようにニップルが折れてしまっても交換する方法について紹介します。交換キットに同梱されている説明書にも交換方法の記載がありますが、ニップルが折れた場合の取り外し方は記載がありません。
折れたニップルがホース側のコネクタに残っていても、ここで紹介する手順、部品で修理することができるので参考にしてください。
補足:ホースニップルとは
ホースニップルとは、ホースを接続するための部品です。
ホースの先をしっかり固定し、水漏れせずに水を流せるように使います。金属やプラスチック製があり、家庭で使用するホースリールは取り外しが簡単な差し込み式のプラスチック製ニップルが多く使われています。
ホースコネクタ、ホースジョイント、ホース継手などと言ったりもします。
タカギ ニップル交換キットの中身
ニップル交換キットの品番、内容物、価格について紹介します。

タカギ ホースリール”リフトメタル”に適合する部品は
”リフトメタル本体ニップルセット BK XGZ0234” です。
交換キットには以下の部品が入っていました。
リフトメタル本体ニップルセット BK XGZ0234の中身
- 本体ニップル 1個
- Oリング 2個
- ニップル取り外し治具 1個
- ホースリール交換部品説明書
リフトメタル本体ニップルセット BK XGZ0234の価格ですが、楽天やAmazonなどで
\800~400の範囲で購入できます。
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折れていても10分で交換できた方法

写真を撮りながら交換しましたが作業時間は10分程度で完了しました。
作業の簡単な流れは以下の通りです。
- 折れたニップルを取り外す
- 交換キットのOリングを取り付ける
- 本体ニップルを取り付け
- 漏水していないかチェック
1. 折れたニップルを取り外す

ニップル取り外し治具を使ってニップルを反時計回りに90°回してニップルを引っ張ると取り外せるようになっているのですが、今回のように折れていると治具は使えませんでした。治具はニップル先端内部の出っ張りに引っかかるようになっているので先端が折れていると使用できません。
なので、ペンチやモンキーレンチを使ってニップルを挟んで回します。

手持ちに電線加工用の端子圧着工具しかありませんでしたが、これでも外すことができました。ニップルは思いのほか外径が大きいので、大きい物を挟める工具をオススメします。
力に自信がある方は、ゴム手袋をつけて回すことができるかも。
90°回したらニップルを引き抜きます。取説にはコネクタを差し込んで引き抜くように記載がありますが、折れているのでコネクタが差せません!
ニップルを回したときと同様に、工具を使ってニップルを挟みこみ引き抜いてあげましょう。
けっこう固くはまっているので、無理に力を入れてケガしないように気を付けてください!
本体側のニップルを外したら、ホース側コネクタに残っているニップルを外します。基本的には、コネクタを取り外す要領で問題ないです。コネクタのロックを解除した状態で、中に残っているニップルを取り出せばいいのですが手じゃなかなか取れないです。

写真のようにマイナスドライバーなどの先が細い工具をニップルとコネクタの隙間に差し込んだ状態でロック解除し、テコの原理で残ったニップルを引き出してあげると簡単に取れます。
2.交換キットのOリングを取り付ける

付属のOリングは、本体ニップルと接続するエルボに取り付けます。私の場合、購入して数か月でしたので交換しませんでした。
以下に該当する方は交換をオススメします
- 購入から数年経過している
- ニップル付近から水漏れがある
取り外す機会はほとんどないので、このタイミングで交換しても良かったのですが使用期間が短く、今後水漏れが発生したときに使えるので今回は交換を見送りました。
交換後の水漏れチェックで、ニップル付近から水漏れがあれば交換します。
3.本体ニップルを取り付ける

取り外しと反対の要領で本体ニップルをリールへ取り付けていきます。
本体ニップルをカチッと音がするまでリールに差し込みます。
差し込むときも固いので注意が必要です。
軽く引っ張っても抜けないことを確認したら、治具を本体ニップルに差し込んで時計回りに90°回します。このときもカチッと音がするまで回しましょう!
4.漏水していないかチェック

最後にホースを繋いで水漏れしていないかチェックします。ニップル付近から水が垂れてこないなら交換完了です!確認の結果、水漏れもなく無事交換できていました。ここまでで作業時間は10分程度でした。
もし水が漏れてきたら次のことを確認してみてください!
交換しても水が漏れてきたらチェック!
- コネクタがニップルに固定されているか
- 本体ニップルがしっかり固定されているか
- Oリングをつけ忘れていないか、しっかり取付できているか
口コミ:他の人は簡単に交換できたか?
リフトメタル本体ニップルセット BK XGZ0234の口コミを調査してみました。同じように、ニップルを折ってしまった方のレビューが見られました。折れてしまった場合の作業難易度について記載はありませんでしたが、無事に交換できているみたいですね。
本体を誤って倒してしまい、水漏れするようになりました。
本体は新たに購入すると1万円以上するので、部品が別売りされていてよかったです。
説明書もついていてスムーズに破損部分の交換が出来ました。
Amazonレビューより引用
強引にホースを引っ張ったら倒れてしまって折れてしまった。嫁に大怒られ…。新品を買うべきか探していたところ補修部品があってポチっ。直ってほっとしてます
楽天レビューより引用
メリット、デメリット


ニップルが折れてしまうと、交換キットの部品だけでは交換できないのがデメリットです。
ペンチやモンキーレンチなどのニップルを挟む工具が必要になりますが、交換キットは安いので安い工具を一緒に用意すればホースリールを再び購入するより安く済みます。また、10分程度で交換できるので、部品を用意しておけば壊れてもすぐ使えるようになるのもいいですね。
こんな人におすすめ!
リフトメタル本体ニップルセット BK XGZ0234 は以下の人にオススメです。
- ニップルが折れて絶望している人
- ニップルが壊れても直ぐに使いたい人
- ホースリールをよく倒す人
ホースリールをこれから購入される方も、もしものために備えて置きましょう!ニップルが折れた場合、交換キットの部品では取り外すことができないので工具も揃えておくとより安心ですね。
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最後に:長く使うならタカギ ホースリール リフトメタル
今回ニップルを交換したホースリールは、タカギ ホースリール リフトメタル です。
落着きのある色と無骨なデザインは、派手さはないものの存在感はあり非常におしゃれです。
見た目が良かったので購入したのですが、デザインだけでなく機能面も優秀でした。ハンドルが高い位置にあるので巻き取りやすく、ホースがねじれにくいので、ちゃんとホースリールとして使えるのでとても満足しています!
ホースリールが倒れてニップルが折れてしまったのは残念でしたが、こういった小さい部品の交換キットが用意されているのは本当にうれしいです。ニップル以外にもハンドルなんかもあったので長く使いたい方には ”タカギ ホースリール リフトメタル” がオススメです!
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